06公設消防の誕生
公設消防の誕生
明治維新により、わが国の政治、経済、文化などは一大変革をとげ、消防制度についてもこれらの影響を少なからず受けるところとなりました。
それは江戸火消の流れをくむ町火消が、消防組という名称に改称されたことに並行して、消防組員に対して、旧来の鳶人足という古い思想を打破するため、消防組員の服務・規律、進退・賞罰などについて定めた「消防章程」が制定されたことに象徴されています。明治維新後、東京府(現東京都庁)、司法省警保寮(現警察庁)、東京警視庁(現警視庁)などと所管が転々と変わっていた消防事務は、明治13(1880)年6月1日、内務省警視局(現警察庁)のもとに創設された消防本部(現在の東京消防庁の前身)が所管することとなりました。
このとき初めて今日の消防吏員に当たる、消防職員(官)が採用されるとともに、消防本部の職制などが定められ、ここに初めて、今日の消防団の前身となる消防組(ボランティア組織)とは別に、現在の東京消防庁の前身となる公設の消防機関としての「消防本部」が誕生しました。
東京消防庁が誕生したのは、消防組織法に基づく自治体消防制度が発足した昭和23(1948)年3月7日です。
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